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梅毒はどんな薬で治せますか?市販のもので対応することはできますか?

2020年05月21日

梅毒かどうかを判断するにあたって、検査を行って診断をします。血清学的検査と病変部分から病原体の検出の2種類の検査方法がありますが、一般的には血清学的検査を行って判断されることが多いです。血清学的検査は感染してから1ヵ月後に行うことができ、保険が適用されれば3割負担で済みます。不安だから取り敢えず検査したいというのであれば、保健所で無料で検査をすることができます。

梅毒の治療薬といえばペニシリンというイメージが強い方も多いと思います。現在でもペニシリン系の治療薬を使って治療をしていき、日本ではサワシリンが一般的で、市販されているもので治療することはできません。治療にかかる期間は病状が進めば進むほど長くなり、第1期でも2週間から4週間かかります。第2期に入ると4週間から8週間、第3期以上になると8週間から12週間と数ヶ月もかかるのです。

治療が終了した後再度検査をすることによって完治したかどうかを判断しますが、定期的に検査をして数値が下がっていることを確認します。そのため完治となるには1年ほど時間がかかると覚悟しておきましょう。

中にはペニシリンアレルギーの人もいるので、そういった場合にはテトラサイクリン系のミノマイシンやマクロライド系のジスロマックを使って治療をしていきます。ペニシリン系は基本的に副作用を生じにくいものになっていますが、場合によっては副作用を生じることがあります。もしも副作用が酷い場合にはこれらの薬に変更して貰うことができるので、すぐに医師に相談するようにしましょう。

治療薬を服用し始めると悪寒や頭痛、発熱といった症状が出ることが多いです。これはサワシリンの副作用ではなく、梅毒トレポネーマが破壊されていくことによって生じる現象なので安心して大丈夫です。
妊娠初期に梅毒検査をして感染していることがわかった場合、すぐに治療を開始します。そこで気になるのはどんな治療をするのかということ。妊娠している場合、胎児に影響があるため基本的には服用を止められます。しかし梅毒が胎児に感染するリスクの方が高いため、治療の方が優先されます。

通常と同様に大量のペニシリンを投与することによって治療し、同時に胎児も治療していくのです。勿論ペニシリンアレルギーの場合にはその他の抗生物質を使って治療していくので問題ありません。また、妊娠初期の検査で梅毒であることがわかった場合、高次医療機関へと紹介されます。そのため安心して治療をしていくことができるのです。